シトロンヴェール（2021年生、母ライムスカッシュ）

シトロンヴェール（2021年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ライム(仏)。洋菓子等に使われる時の名称。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリアルインパクト（当時13歳）と交配したライムスカッシュが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は嶋田牧場。主な勝ち鞍は2024年の一般C24。

経歴

デビュー前

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月14日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー京都（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は528kg。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

12月9日、中7週で迎えた2戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

12月17日、連闘で迎えた3戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

3歳（2024年）

3月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた5戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップチェリー賞（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

6月9日、中6週で迎えた6戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい17着に終わった。

10月16日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

11月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスカイダンスタイムを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

11月21日、中0週で迎えた9戦目は、乳岩川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月5日、中1週で迎えた10戦目は、一般C12（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したウォーターリッシュにアタマ差届かず2着に惜敗した。

12月23日、中2週で迎えた11戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったバンドエースに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（2025年）

1月6日、中1週で迎えた12戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエグザルテーションに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

1月20日、中1週で迎えた13戦目は、七里の渡し特別（名古屋ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るツマヤを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月30日、中0週で迎えた14戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 小雪/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のルクスシュナイダーに2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

2月10日、中1週で迎えた15戦目は、ぎょしゃ座特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったイージスバローズに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中1週で迎えた16戦目は、プロキオン特別（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮下瞳騎手（8戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオニジオオタニに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月14日、中2週で迎えた17戦目は、ホワイトチョコレート特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で宮下瞳騎手（9戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のボイラーメーカーを半馬身振り切って優勝

3月27日、中1週で迎えた18戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、萌芽特別（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウサキガケを圧倒的な末脚で半馬身差し切って順当に勝利した。

4月8日、中1週で迎えた19戦目は、卯月昇竜戦（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（10戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた20戦目は、マーガレット特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（11戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた21戦目は、浪貝特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（12戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

11月18日、約6か月の休養明けで迎えた22戦目は、佐野遥久騎手を鞍上に迎えて、グリーンチャンネル開局30周年記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。