ホウライビクトリア（2006年生、母ホウライサンデー）

ホウライビクトリア（2006年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋勝利の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のコロナドズクエスト（当時11歳）と交配したホウライサンデーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方4戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の名古屋チャレンジカップドリアン賞。

経歴

デビュー前

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

1月25日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず18着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

6月10日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあやめ賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、セフティファントムにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月9日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップドリアン賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のシンゼンアローに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg戻して迎えた6戦目は、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったアスカルディに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月9日、中9週で迎えた7戦目は、名古屋チャレンジカップサテュロス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

4歳（2010年）

1月31日、中7週で迎えた8戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

2月13日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。