コウエイマーチ（2007年生、母コウエイロマン）

コウエイマーチ（2007年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋行進曲」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したコウエイロマンが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は伊東政清。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方14戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の一般C3(牝)。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月19日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

8月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったパリスドールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2010年）

1月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

3月28日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた9戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

8月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦0勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

10月18日、中9週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた11戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。

4歳（2011年）

1月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた13戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた15戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

6月24日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた18戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

9月28日、中6週で迎えた19戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

5歳（2012年）

3月16日、約5か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の一般C3（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のキューティエルザをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月7日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

12月20日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

6歳（2013年）

1月7日、中2週で迎えた24戦目は、茄子賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。