プリンサプル（2010年生、母ニシノアリス）

プリンサプル（2010年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「原理、法則」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時16歳）と交配したニシノアリスが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は櫛桁牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方4戦4勝。主な勝ち鞍は2015年の一般C3五六。

経歴

デビュー前

1歳のとき、櫛桁牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、櫛桁牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって588万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、池谷誠一によって945万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月22日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。馬体重は494kg。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

3歳（2013年）

3月2日、中9週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

4月13日、中5週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

5月18日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

7月27日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

8月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

9月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

4歳（2014年）

7月1日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒカルアスピレイトに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（2015年）

2月10日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十イ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルヒロシャーディを強烈な末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月10日、中3週で迎えた10戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、竹口飛翔ハーフバースデー記念（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグラズヘイムに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月15日、中4週で迎えた11戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタケデンアプローズに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。