ナリタフクノヒメ（1991年生、母ゴールドペチ）

ナリタフクノヒメ（1991年6月25日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はサラブレッド系で、毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時10歳）と交配したゴールドペチが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地10戦1勝。主な勝ち鞍は1994年の4歳未出走。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

4月3日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノースミッチーを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

4月24日、中2週で迎えた2戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず15着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に敗れた。

4歳（1995年）

1月7日、約8か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた5戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた6戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた7戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1600m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

4月2日、中1週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

4月22日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。