シルクストレングス（2005年生、母アメリカンテースト）

シルクストレングス（2005年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋強さ」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時13歳）と交配したアメリカンテーストが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地18戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,800万円（3.6万×500口）で一口馬主が募集された。

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

8月26日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。17頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンライトマリーに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月2日、連闘で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

12月8日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3歳（2008年）

3月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

5月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で長谷川浩大騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

9月21日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で長谷川浩大騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

11月9日、中6週で迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の赤湯特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入った。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

4歳（2009年）

1月18日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

1月24日、連闘で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、3着を確保した。

2月22日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は長谷川浩大騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3月28日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

5月2日、中4週で迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高田城特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

7月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の納沙布岬特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

9月12日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上500万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。14着に敗れた。

10月31日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

5歳（2010年）

1月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

5月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。