タイセイボーグ（2023年生、母ヴィヤダーナ）

タイセイボーグ（2023年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+流行、人気(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のインディチャンプ（当時8歳）と交配したヴィヤダーナが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2025年の新潟2歳ステークス(G3)で2着に入った他、2025年のアルテミスステークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松下武士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2025年）

6月21日、デビュー戦は田口貫太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るジェイストリークを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

8月9日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したハッピーエンジェルを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月24日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田口貫太騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリアライズシリウスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月25日、中8週で迎えた4戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。