アルモニー（2005年生、母タカオサクセス）

アルモニー（2005年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「調和（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時13歳）と交配したタカオサクセスが10歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）森牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着2回、地方7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沢田嘉隆から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、藤田孟司によって945万円で落札された。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月23日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/重）に出走。馬体重は472kg。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2008年）

1月12日、中2週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 小雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったギンザグリングラスに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月16日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

5月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

6月14日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、最後はバトルラヴと並んで5着同着となった。

7月6日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したメイショウルシェロにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月7日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に敗れた。

4歳（2009年）

6月24日、約9か月の休み明けで迎えた12戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベティユアアイズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月9日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエアモイラを驚異的な末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

8月14日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキスザガールを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2010年）

4月21日、約8か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

5月25日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。