ビッグパレス（1992年生、母アネチャジョウ）

ビッグパレス（1992年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルパレス（当時18歳）と交配したアネチャジョウが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）勝川牧場。戦績は、中央平地23戦2勝、中央障害4戦1勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は1996年の釧路特別(500万下)。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

4月1日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山芝1600m 外回り晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は490kg。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

4月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中山芝1800m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

6月18日、中8週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

7月2日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

9月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

11月23日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦の長岡特別（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のサーフシチーをクビ差制して初白星を挙げた。

12月2日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエリモノツバメを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月16日、中1週で迎えた9戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、G3のウインターステークス（中京ダート2300m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4歳（1996年）

1月6日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の青梅特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

4月20日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、5歳以上900万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（8戦1勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（9戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

6月22日、中7週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の加古川特別（阪神ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（10戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

7月14日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の釧路特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクリヤームテキを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

8月25日、中3週で迎えた16戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（11戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の錦秋特別（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（12戦1勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月26日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（13戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（14戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

11月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の香嵐渓特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5歳（1997年）

1月12日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（15戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（16戦1勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

3月9日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（3戦2勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

6月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに22kg減らして迎えた25戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のテンジンショウグンに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月27日、中2週で迎えた27戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（1998年）

2月21日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は大江原隆騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。