フサイチデルレイ（1997年生、母フサイチダンサー）

フサイチデルレイ（1997年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のオペラハウス（当時9歳）と交配したフサイチダンサーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1999年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

8月8日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったリメインマッハにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

9月18日、中3週で迎えた3戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったクイックコンシエロに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたツジノチェリー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

11月7日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンペッパーを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2000年）

1月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンのフローラステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

12月3日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた8戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた9戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

4歳（2001年）

1月27日、中5週で迎えた10戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

3月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

6月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた14戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

5歳（2002年）

1月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた17戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月24日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤年毅騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は山本康志騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。