マサノジェット（2013年生、母ダンツライラック）

マサノジェット（2013年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ジェット」。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時11歳）と交配したダンツライラックが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）嶋田牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方9戦3勝。主な勝ち鞍は2015年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、嶋田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、古賀禎彦によって324万円で落札された。

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月31日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のアーチキングに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に敗れた。

3歳（2016年）

2月6日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた4戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

9月3日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

10月22日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2017年）

2月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

5月26日、中9週で迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、新緑賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、船橋酒場青空4周年記念（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のサンタレジーナに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

9月22日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、ハンデ戦の金木犀特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、川崎市長選挙記念（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアイルオブワンダーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月27日、中1週で迎えた15戦目は、大福山特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた16戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、グリーンチャンネルカップ（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた17戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の柊特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5歳（2018年）

1月2日、中3週で迎えた18戦目は、時計修理のクイック新春記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のジュリエットレターを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、読売グループ神奈川会記念（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。