ローレルブイサイン（1999年生、母ナナヨーアトラス）

ローレルブイサイン（1999年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ブイサイン」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時20歳）と交配したナナヨーアトラスが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2004年の三石町軽種馬生産振興会特別(一般B3-2)。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額4,000万円（20万×200口）で一口馬主が募集された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

3月24日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。17頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

4月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳未出走（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

6月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

8月24日、中4週で迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったエーピーカイラスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月31日、連闘で迎えた7戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4歳（2003年）

5月10日、約6か月半の休み明けで迎えた11戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

5歳（2004年）

4月21日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、マイネルラヴ賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタニコルに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月26日、中4週で迎えた13戦目は、豊平川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月12日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、三石町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオースミシュネルに2馬身の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。