クリニクラウン（2020年生、母ルナフォース）

クリニクラウン（2020年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「クリニック+道化師。入院している子供たちを楽しませる道化師」。毛色は栗毛。種牡馬のトビーズコーナー（当時12歳）と交配したルナフォースが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はヒダカフアーム。主な勝ち鞍は2023年のメイクデビュー中山(新馬牝)。

経歴

デビュー前

小手川準厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月9日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハクサンブリエをクビ差振り切って初白星を挙げた。

1月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3月18日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 雨/不良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で原優介騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

7月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの織姫賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で原優介騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

9月10日、中8週で迎えた5戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアレクサをアタマ差振り切って2勝目を掴み取った。

11月5日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの河北新報杯（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4歳（2024年）

1月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの初茜賞（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は原優介騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

4月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの尾瀬特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

5月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの咲花特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったオシゲにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

6月30日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスのいわき特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

9月1日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた14戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月13日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

11月30日、中6週で迎えた16戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの犬山特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた17戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの出町特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

5歳（2025年）

1月18日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（8戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月4日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの咲花特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（9戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた20戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの三峰山特別（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月30日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの赤倉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したアスクセクシーモアにクビ差届かず2着となった。

10月26日、中7週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの山中湖特別（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のイトカワサクラを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

11月16日、中2週で迎えた24戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのユートピアステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたフレミングフープ決め手に屈してクビ差の2着となった。