ムービースクリーン（1993年生、母ネクストムービー）

ムービースクリーン（1993年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時10歳）と交配したネクストムービーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地25戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

10月8日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は432kg。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた3戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3歳（1996年）

4月20日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた7戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたケイパーソン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月6日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったデリバティブに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったマルカシーズにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

8月17日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で塩村克己騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のキクノビオレッテに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は塩村克己騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

4歳（1997年）

1月26日、中4週で迎えた16戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた19戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

4月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

5月10日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったエイシンピンキーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月24日、中1週で迎えた22戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’97アジアジョッキーズ2（中京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたイブキタカラジシ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

6月8日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。