オーバーウエルム（1986年生、母テスコロマン）

Overwhelm

1986.04.09

オーバーウエルム（1986年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のヒロタケ（当時14歳）と交配したテスコロマンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は（有）吉永牧場。戦績は、中央平地15戦0勝。

経歴

デビュー前

斉藤義美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

7月16日、デビュー戦は昆貢騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は408kg。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で昆貢騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で昆貢騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた4戦目は、斉藤博美騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3歳（1989年）

2月12日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳400万下のたんぽぽ賞（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

2月18日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で斉藤博美騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤博美騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤博美騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

4月30日、連闘で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤博美騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で斉藤博美騎手（6戦0勝）。20頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、6着に終わった。

5月20日、連闘で迎えた11戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で斉藤博美騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で斉藤博美騎手（8戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた13戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/不良）に出走。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

7月22日、中4週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（9戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。