パブロフテソーロ（2016年生、母ベネディーレ）

パブロフテソーロ（2016年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「山の名＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時22歳）と交配したベネディーレが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は木村秀則。2018年のクローバー賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木村秀則から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、了德寺健二によって1,404万円で落札された。

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月1日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 雨/重）に出走。馬体重は536kg。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のメジャーハリケーンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

8月19日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったウインゼノビアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月29日、中5週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のヤマボウシ賞（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

11月10日、中5週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

3歳（2019年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

3月23日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

7月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた8戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの羊ヶ丘特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

8月3日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。