キャストロメファ（2010年生、母ドラゴンマリーン）

キャストロメファ（2010年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「世界遺産に登録されているヨルダン・ハシミテ王国の遺跡」。毛色は鹿毛。種牡馬のトワイニング（当時19歳）と交配したドラゴンマリーンが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は奥山博。戦績は、中央平地17戦2勝2着1回、地方16戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、奥山博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月8日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3歳（2013年）

1月20日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

2月3日、中1週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月3日、中3週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したセトノブロッサムに半馬身届かず2着に敗北した。

3月30日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月28日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

6月15日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のバクシンパワーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

9月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のボンジュールココロに1馬身1/4の差をつけて2勝目をマークした。

11月30日、中9週で迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に敗れた。

4歳（2014年）

1月12日、中2週で迎えた12戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた13戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

3月30日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の岡崎特別（中京芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

7月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた16戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

8月30日、中7週で迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた18戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、ハーベストムーン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

10月16日、中1週で迎えた19戦目は、オパールスター賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた20戦目は、秋収めスプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた21戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた22戦目は、疾風スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月17日、中1週で迎えた23戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、サンタクロース特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

5歳（2015年）

1月2日、中1週で迎えた24戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、川崎ウインタースプリント（川崎ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

1月13日、中1週で迎えた25戦目は、初鷹スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

4月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、桜波スプリント（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた27戦目は、ハートビートナイター6/15～開催!（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた28戦目は、JAいちかわ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた29戦目は、剛力彩芽来場記念（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3三四（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた31戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、競馬ほのぼの観戦ツアー特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた32戦目は、北海道日高乳業ヨーグルッペ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた33戦目は、北海道日高管内商工会連合会特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。