スズカスペクトル（2017年生、母スターカットジェム）

スズカスペクトル（2017年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋光を分光器で分解して波長の順に並べたもの」。毛色は栗毛。種牡馬のスピルバーグ（当時8歳）と交配したスターカットジェムが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本ファーム。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤本ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弍によって756万円で落札された。

武英智厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月8日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3歳（2020年）

3月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったダンツエリーゼにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月23日、中2週で迎えた5戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したラボンダンスにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月14日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月2日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

9月6日、中4週で迎えた8戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。