スペリオル（2010年生、母フサイチワールド）

スペリオル（2010年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「世界最大の淡水湖スペリオル湖より。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したフサイチワールドが15歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方17戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月9日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

12月24日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

3歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

3月23日、中8週で迎えた4戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山崎亮誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月14日、連闘で迎えた6戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のオスカルアンドラスに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月9日、中7週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

8月10日、中8週で迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

8月17日、連闘で迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4歳（2014年）

11月15日、約15か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた10戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

5歳（2015年）

2月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から24kg絞って迎えた11戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

4月26日、中9週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

6月5日、中5週で迎えた13戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のボブリンに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

6月12日、連闘で迎えた14戦目は、あやめ特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のケイウンヘブンズに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月10日、中1週で迎えた16戦目は、夏の中京競馬!ただいま開催中（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルーメアに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月20日、中0週で迎えた17戦目は、ミンミンマイマイ2周年記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のディーエスソウルを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

8月20日、中3週で迎えた18戦目は、白い砂で賞（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた19戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた20戦目は、つくつくぼうし賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサンレイレッカーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた21戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、金シャチけいばNAGOYAジョッキーカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた22戦目は、アキアカネ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（8戦4勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた23戦目は、ヒマラヤ杉賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（9戦4勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた24戦目は、本宮新橋賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（10戦4勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた25戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、シナノスイート賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた26戦目は、河合小橋賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（11戦4勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

6歳（2016年）

5月19日、約5か月半の休養明けで迎えた27戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

6月9日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた28戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木之前葵騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた29戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。