ヤマタケポロン（1995年生、母ヤマタケサリー）

ヤマタケポロン（1995年6月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドレツト（当時16歳）と交配したヤマタケサリーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の浄土平特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

9月7日、デビュー戦は菅原隆明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月9日、中5週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のトリプルダイヤに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月23日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は菅原隆明騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

3歳（1998年）

2月22日、中8週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原隆明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定4歳500万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原隆明騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原隆明騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原隆明騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

10月18日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高湯特別（福島ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた11戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月14日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月6日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた14戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く粘り込んで、最後は2着のウインクセレネに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（1999年）

1月31日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下のテレビ埼玉杯（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、5着を確保した。

2月28日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の御宿特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は徳吉孝士騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の乗鞍特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の郡上八幡特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた20戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下のメルボルントロフィー（京都芝1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5月30日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

10月9日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったカミノクリークに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（8戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のバクシンフラワーに5馬身の差をつけて3勝目を手にした。

12月4日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の南総特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた27戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

5歳（2000年）

1月8日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下の若水賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（9戦2勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。