ウィシュビクトリー（2002年生、母エミノディクタス）

ウィシュビクトリー（2002年5月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時16歳）と交配したエミノディクタスが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高田牧場。戦績は、地方26戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の弘紀、冴奈美七五三記念。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

大橋憲雄厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2004年）

9月30日、デビュー戦は山崎真輝騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（11）（笠松ダート800m 晴/重）に出走。馬体重は453kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎真輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎真輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプリンセスアコを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎真輝騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月28日、中4週で迎えた5戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎真輝騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

3歳（2005年）

6月21日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎真輝騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎真輝騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るミヤノフェザントを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月19日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦の松茸あげま賞（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山崎真輝騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のロンパーキッスを3/4馬身振り切って優勝

9月21日、中4週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山崎真輝騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた10戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた11戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の頑張る笠松競馬を応援する賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサダムガンバレヨに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

11月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の弘紀、冴奈美七五三記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイホウソニックを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2006年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C28（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた14戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた15戦目は、祝小林ひろみ誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月12日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、一般C24（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベルモントシャルムを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中2週で迎えた17戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビルコクィーンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

8月16日、中5週で迎えた18戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、御肉処鴻臚館創業28周年記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた20戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナインリーを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

10月3日、中2週で迎えた21戦目は、一般C11（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（7戦3勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた22戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミサキリマンドを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月8日、中2週で迎えた23戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（9戦3勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた24戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた25戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤友則騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた26戦目は、一般C17（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤友則騎手（12戦3勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。