スウェプトスルー（2005年生、母セリーストーマー）

スウェプトスルー（2005年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「～に合格した。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時8歳）と交配したセリーストーマーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月8日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は444kg。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

10月27日、中6週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

12月9日、中5週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

3歳（2008年）

1月20日、中5週で迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

2月23日、中4週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

4月12日、中6週で迎えた6戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入った。

4月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメラトニンを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月24日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の北洋特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた10戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

12月27日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

4歳（2009年）

8月8日、約7か月半の休養明けで迎えた12戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

9月26日、中6週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月21日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。