タガノトゥーリ（2004年生、母タガノサファイヤ）

タガノトゥーリ（2004年3月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋風（フィンランド語）」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時9歳）と交配したタガノサファイヤが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠タガノファーム。戦績は、中央平地14戦1勝、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

大石省三厩舎（西脇）へ入厩。

3歳（2007年）

7月24日、デビュー戦は有馬澄男騎手を鞍上に据えて、3歳F6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は451kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドントイケに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月9日、中1週で迎えた2戦目は、3歳F5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリスタルゴールドに約10馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

10月8日、中8週で迎えた3戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた5戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のホッカイルオーを3/4馬身振り切って制した。

12月9日、中4週で迎えた6戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4歳（2008年）

1月27日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑端省吾騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

3月16日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月8日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は畑端省吾騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

5歳（2009年）

1月24日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 小雪/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

4月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に敗れた。