マイネルジーニアス（2022年生、母エーシンベタラネリ）

マイネルジーニアス（2022年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+天才」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時19歳）と交配したエーシンベタラネリが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は水丸牧場。主な勝ち鞍は2025年の3歳以上C32 C41。

経歴

デビュー前

1歳のとき、水丸牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ラフィアンターフマンクラブによって5,060万円で落札された。

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

12月21日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は544kg。14頭立ての4番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3歳（2025年）

1月18日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

6月8日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、非常に緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた6戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、勝ったアイアムルンルンに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

9月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、渡邊準己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

10月8日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた8戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったウーナファータに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンヘルカイドに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月6日、中1週で迎えた10戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C32 C41（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のペイシャメダリストを3/4馬身振り切ってファンの期待に応えた。