オールセインツ（2021年生、母エアシンフォニー）

オールセインツ（2021年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「すべての聖人を尊ぶキリスト教の祝祭の名前より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時11歳）と交配したエアシンフォニーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、平田修によって9,020万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

3月10日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアスクカムオンモアを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

5月4日、中7週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

6月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のチェレスタを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

8月3日、中8週で迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの月岡温泉特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウインオーディンをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

9月22日、中6週で迎えた5戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。