カイシュウローズ（1987年生、母ハーテツドソング）

カイシュウローズ（1987年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンシャインボーイ（当時13歳）と交配したハーテツドソングが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

1月27日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のピュアアプローズをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

3月25日、中2週で迎えた4戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

7月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は原田聖二騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は北川和典騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は原田聖二騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

4歳（1991年）

3月16日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は北川和典騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた13戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（7戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月26日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で原田聖二騎手（8戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月1日、連闘で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は北川和典騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（4戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。