メリーチャン（2008年生、母ツーオブハート）

メリーチャン（2008年2月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「愛猫の愛称」。毛色は芦毛。種牡馬のフジキセキ（当時16歳）と交配したツーオブハートが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地25戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、津田健二によって1,365万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

2月19日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったレッツマンボウにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

6月25日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

8月27日、中8週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のテラノチョイスを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月17日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月30日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったキッズチェイサーから2馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、3歳以上500万下の飛揚特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月25日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

4歳（2012年）

1月15日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴山雄一騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着に入った。

5月6日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柴山雄一騎手（6戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴山雄一騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

7月29日、中6週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月13日、中7週で迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。3着に入った。

10月28日、中1週で迎えた18戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 小雨/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた20戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

5歳（2013年）

2月16日、中8週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（8戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（9戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

5月5日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた23戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイアムネフライトから3/4馬身差の2着となった。

5月18日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月19日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。