メイショウビザン（2011年生、母ダンシングブルーム）

メイショウビザン（2011年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋美山」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時10歳）と交配したダンシングブルームが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地14戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

10月12日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着を確保した。

11月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

11月17日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

3歳（2014年）

5月17日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたアドマイヤウイング決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたクリノクレオパトラ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月6日、中1週で迎えた7戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のアワフレイムに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月12日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

4歳（2015年）

2月8日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月21日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の小倉城特別（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた12戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のステージジャンプに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

4月11日、中1週で迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。