ショウナンサンサン（1993年生、母メジロフィーシャー）

ショウナンサンサン（1993年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のアイネスフウジン（当時6歳）と交配したメジロフィーシャーが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田和男。戦績は、中央平地33戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

7月22日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（福島芝1000m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。

9月9日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

9月30日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったモールドギンガに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月3日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

3歳（1996年）

1月7日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコンセルチーナに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

1月28日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

6月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（8戦1勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（9戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定4歳500万下のべにばな賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田豊騎手（10戦1勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉田豊騎手（11戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアスキットボーイを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

9月14日、中6週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の犬吠埼特別（中山芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で吉田豊騎手（12戦2勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた14戦目は、A.マシューズ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（13戦2勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（14戦2勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月17日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（15戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（16戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月21日、中1週で迎えた19戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

4歳（1997年）

1月11日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（17戦2勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（18戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

3月9日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（19戦2勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（20戦2勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月13日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（21戦2勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（22戦2勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

7月6日、中9週で迎えた26戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（23戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたヒゼンウタヒメ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月10日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は横山賀一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の千歳特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したキャロルブラボーにハナ差届かず2着に惜敗した。

9月20日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったケービクトリーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（24戦2勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したラスターゲインにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月1日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（25戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のホームメードケーキを半馬身振り切って3勝目を掴み取った。