アルカンフォルス（1996年生、母カルメンジョオー）

アルカンフォルス（1996年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のアルカング（当時8歳）と交配したカルメンジョオーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地34戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

増沢末夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

1月6日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフィフティンエースに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月6日、中3週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のふきのとう特別（中京芝1800m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

11月27日、約9か月の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

4歳（2000年）

1月6日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

1月30日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、5歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた8戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

3月11日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

3月26日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月23日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったマルサンミッキーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月19日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

10月29日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したシンコウミラクルを差し切れず、3馬身差の2着となった。

11月19日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたウエスタンレジーナ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったナイキアフリートに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2001年）

1月21日、中4週で迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヨイチカトレアをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

2月10日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

3月10日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

6月30日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた24戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

7月28日、連闘で迎えた26戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

6歳（2002年）

1月13日、約5か月半の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のチアズシャウトに1馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

2月2日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の節分賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月9日、連闘で迎えた29戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の春風賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

4月21日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた33戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のテレビ埼玉杯（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。