ケイト（2008年生、母ハリウッドドリーム）

ケイト（2008年2月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ケイト・ウインスレット（女優）より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時23歳）と交配したハリウッドドリームが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトファーム。戦績は、中央平地20戦4勝。主な勝ち鞍は2013年の天王寺特別(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

12歳のとき、社台コーポレーション白老ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、猪熊広次によって1,650万円で落札された。

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月22日、デビュー戦はU.リスポリ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

4月2日、中9週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキングダンサーに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の一乗寺特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

8月27日、中6週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、6着に終わった。

10月29日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。17頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

12月10日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のツィンクルブーケに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2012年）

3月17日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京ダート1400m 雨/重）に出走。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4月28日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

8月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

9月8日、中2週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミラグロッサに約10馬身の大差をつけて3勝目を掴み取った。

10月28日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北國新聞杯（京都ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月10日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

5歳（2013年）

3月16日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、最後はデアリングプライドと並んで3着同着となった。

4月7日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の天王寺特別（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のスノーレガーロをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

6月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の夏至ステークス（東京ダート1600m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の桶狭間ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

8月24日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の釜山ステークス（小倉ダート1700m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月21日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の平城京ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。