ジュンヴァンケット（2021年生、母ピクシーホロウ）
Jun Vin Quete
2021.03.09
ジュンヴァンケット（2021年3月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+ワイン(仏)+探求(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時11歳）と交配したピクシーホロウが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。
経歴
デビュー前
当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、河合純二によって1億1,000万円で落札された。
友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2024年）
3月3日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のリチャードバローズに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。
4月13日、中5週で迎えた2戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。
6月22日、中9週で迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。
9月1日、中9週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のララバッカナールをクビ差振り切って勝利を手に入れた。
9月21日、中2週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの賢島特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田望来騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。
4歳（2025年）
2月22日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、エポックヴィーナスにクビ差交わされて2着に甘んじた。
3月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラスの皆生特別（阪神芝1600m 外回り 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。
5月3日、中6週で迎えた8戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの御池特別（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、グロリアラウスに半馬身交わされて2着に敗北した。
5月31日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。
8月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの知多特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったサウスバンクに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。
10月5日、中6週で迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、ブラックケリーにクビ差交わされて2着に甘んじた。
11月29日、中7週で迎えた12戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でしぶとく粘り込んで、最後は2着のブルーアイドガールに1馬身1/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。