ニホンピロデヴィン（2022年生、母ニホンピロルーラー）

ニホンピロデヴィン（2022年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のグレーターロンドン（当時10歳）と交配したニホンピロルーラーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は友田牧場。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

緒方努厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

12月8日、デビュー戦は田口貫太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は434kg。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

3歳（2025年）

1月26日、中3週で迎えた3戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモグローリーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスのあすなろ賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、タイセイリコルドに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

3月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 小雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小沢大仁騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

11月29日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小沢大仁騎手（3戦1勝）。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、6着を確保した。