メイショウユズルハ（2019年生、母メイショウコブシ）

メイショウユズルハ（2019年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+諭鶴羽山より。淡路島最高峰」。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時16歳）と交配したメイショウコブシが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。2023年の大沼ステークス(オープン)で3着に入った他、2023年の平城京ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

9月18日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3歳（2022年）

1月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヒラボクロマネに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

1月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたカフジオクタゴン決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月6日、中1週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 小雪/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったオディロンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月12日、中4週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたデアノヴァ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中5週で迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのわらび賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエルパソに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

8月7日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

9月10日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの日進特別（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオノリスに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの白川郷ステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

11月12日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの堺ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの茨木ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2023年）

1月9日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの雅ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの瀬戸ステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレプンカムイをクビ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

2月25日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（5戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5月6日、中9週で迎えた17戦目は、平城京ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（6戦3勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月25日、中6週で迎えた18戦目は、大沼ステークス（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（7戦3勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月8日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩田康誠騎手（8戦3勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

11月26日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのカノープスステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岩田康誠騎手（9戦3勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

12月28日、中4週で迎えた21戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岩田康誠騎手（10戦3勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

5歳（2024年）

2月17日、中6週で迎えた22戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。