シービーダイバー（1989年生、母ロイヤルダイバー）

シービーダイバー（1989年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウインザーノット（当時9歳）と交配したロイヤルダイバーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）丸沼千明牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

11月2日、デビュー戦は菊川正達騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた2戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のチャンスチャンスに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1992年）

1月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で沢昭典騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

1月19日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で沢昭典騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

2月9日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢昭典騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

3月7日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で沢昭典騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

4月11日、中4週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で沢昭典騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたハヤノブンブン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で沢昭典騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で沢昭典騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

8月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1200m 雨/不良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は沢昭典騎手（9戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた13戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1200m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の洞爺湖特別（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

10月10日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は沢昭典騎手（10戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は菊川正達騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊川正達騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

4歳（1993年）

8月21日、約9か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は沢昭典騎手（11戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。