エクスプレスワン（2005年生、母ロッタレース）

エクスプレスワン（2005年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「エクスプレス（特急）とスワン（白鳥）の造語」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時13歳）と交配したロッタレースが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、齋藤四方司によって3,675万円で落札された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

3月23日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は540kg。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したヒシクローザーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月19日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月18日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のバウンシングライトを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

10月11日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（3戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

4歳（2009年）

11月28日、約14か月の休養明けで迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

5歳（2010年）

5月16日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月25日、中9週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

10月24日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

11月28日、中4週で迎えた9戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい最後はメジロブラボーと並んで11着同着となった。

6歳（2011年）

3月19日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。