チコバンビーナ（1990年生、母オゼノサンダー）

チコバンビーナ（1990年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のイチコウイナズマ（当時8歳）と交配したオゼノサンダーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は福島県、生産者は松本七郎。戦績は、中央平地5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

10月17日、デビュー戦は横田吉光騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は434kg。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るギャクテンランナーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1993年）

3月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

4月3日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横田吉光騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったショウブパワーに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗れた。

5月1日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、アラ系4歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で横田吉光騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系4歳以上400万下（新潟芝1400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で横田吉光騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。