アジャイルマグマ（1986年生、母ダイトヨクイン）

アジャイルマグマ（1986年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のヒカリデュール（当時9歳）と交配したダイトヨクインが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）三田牧場。戦績は、中央平地14戦1勝。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

伊藤竹男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

3月4日、デビュー戦は菅原隆明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原隆明騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原隆明騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で菅原隆明騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原隆明騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた6戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（1990年）

2月3日、約8か月の休み明けで迎えた7戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月10日、連闘で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた11戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた12戦目は、細川英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた13戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のスリーダイアナを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月19日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京芝2300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦1勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。