カルチャーデイ（2021年生、母ラルティスタ）

カルチャーデイ（2021年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「自由と平和を愛し文化をすすめる」。毛色は栗毛。種牡馬のファインニードル（当時8歳）と交配したラルティスタが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田牧場。2023年のファンタジーステークス(牝G3)に勝利した他、2025年の米子城ステークス(オープンハンデ)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松田牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、小林毅圭也によって451万円で落札された。

四位洋文厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

9月2日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー小倉（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は418kg。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロードマイライフに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月4日、中8週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦1勝）。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のドナベティを半馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

12月10日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦2勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って16着に敗れた。

3歳（2024年）

3月10日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦2勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く最後はドナベティと並んで7着同着となった。

5月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

10月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた6戦目は、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（4戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい18着に敗れた。

12月14日、中8週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（2025年）

3月16日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンの米子城ステークス（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は酒井学騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロードフォアエースに2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

6月14日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（6戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

8月10日、中7週で迎えた10戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた11戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

11月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。