オーバーザウェイブ（2019年生、母ミセスリンゼイ）

オーバーザウェイブ（2019年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「波濤をこえて」。毛色は鹿毛。種牡馬のフェノーメノ（当時10歳）と交配したミセスリンゼイが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2023年の感動体験! 新名古屋競馬場(一般C31)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、佐々木雄二によって1,661万円で落札された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月11日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

11月21日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

12月5日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

3歳（2022年）

7月3日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から26kg絞って迎えた4戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

8月19日、中6週で馬体重を前走から27kg戻して迎えた5戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー34（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったカリグラフィーに詰め切れず、約11馬身差の2着となった。

9月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の富園力也生誕24周年記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したツーボンドを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

9月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のあっくん七五三記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般C25（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で塚本征吾騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた10戦目は、一般C25（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で塚本征吾騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた11戦目は、愛くん御聖誕記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で塚本征吾騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた12戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた13戦目は、一般C22（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

4歳（2023年）

1月1日、中1週で迎えた14戦目は、C32組（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（8戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた15戦目は、感動体験! 新名古屋競馬場（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（9戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒナアラレを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

2月1日、中1週で迎えた16戦目は、矢田川特別（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた17戦目は、還暦祝い大川先生60歳記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で塚本征吾騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般C22（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で塚本征吾騎手（12戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた19戦目は、諏訪友洋生誕記念賞ギョギョ杯（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で塚本征吾騎手（13戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般C17（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で塚本征吾騎手（14戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた21戦目は、一般C20（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は柿原翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

4月20日、中0週で迎えた22戦目は、一般C19（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた23戦目は、祝!鈴木雅人還暦and退職記念（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた24戦目は、一般C18（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（15戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月30日、中1週で迎えた25戦目は、一般C18（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（16戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアイエススターをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

6月14日、中1週で迎えた26戦目は、大高川特別（名古屋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（17戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

6月29日、中1週で迎えた27戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（18戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた28戦目は、夏の中京競馬!熱く開催中（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で塚本征吾騎手（19戦2勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた29戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、貴島杯30´sメモリアル（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた30戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた31戦目は、貴裕さん生誕60年記念（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（20戦2勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた32戦目は、一般C6（名古屋ダート920m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（21戦2勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた33戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（22戦2勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた34戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（23戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。