ミリオーレ（2013年生、母ヒシヴァリアント）

ミリオーレ（2013年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「最も良い（伊）。良い成績を願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時14歳）と交配したヒシヴァリアントが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。主な勝ち鞍は2017年のしゃくなげ賞(一般C17)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中村敏明から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、長谷川守正によって1,260万円で落札された。8歳のとき、大河裕之から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ヒダカファームによって330万円で落札された。

井上孝彦厩舎（笠松）へ入厩。

4歳（2017年）

3月8日、デビュー戦は佐藤友則騎手を鞍上に据えて、一般C19（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したジェミナにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月22日、中1週で迎えた2戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた3戦目は、大型ビジョン落成記念（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックメルベイユに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月26日、中2週で迎えた4戦目は、牡丹特別（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオグリガールに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月26日、中8週で迎えた5戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミツアキトンに4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月13日、中1週で迎えた6戦目は、宵待草特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、メモリージュネスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月16日、中4週で迎えた7戦目は、しゃくなげ賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤友則騎手（6戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルハンブラシンに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月1日、中1週で迎えた8戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、鍋平高原賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グルーヴィタイムに交わされて1馬身差の2着となった。

9月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、チュウワサイレンスに交わされて約12馬身差の2着に敗北した。

9月26日、中1週で迎えた10戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったナスノチドリにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中5週で迎えた11戦目は、イチイの木賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（8戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のフェイマスアゲンに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

12月8日、中1週で迎えた13戦目は、新穂高特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（9戦4勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

5歳（2018年）

1月12日、中4週で迎えた14戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカサマツブライトに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

1月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（10戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリコーアイナハイナに6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

2月9日、中1週で迎えた16戦目は、寒椿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

4月6日、中7週で迎えた17戦目は、春和賞（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（11戦5勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

8月16日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、涙目競馬予備校杯（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

9月21日、中4週で迎えた19戦目は、一般B7 C3（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた20戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は島崎和也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた21戦目は、一般C（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山下雅之騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったカシマツインテールに詰め切れず、5馬身差の2着となった。