シエロエスティーボ（2020年生、母オーラレガーレ）

シエロエスティーボ（2020年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「夏空(伊)。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時13歳）と交配したオーラレガーレが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着2回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2023年の一般B2一。

経歴

デビュー前

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月4日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、テンカノギジンにクビ差交わされて2着となった。

11月12日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2023年）

2月5日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

6月10日、中6週で迎えた6戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したスプレンディダを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

6月18日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

7月30日、中5週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

9月2日、中4週で迎えた9戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

2023年9月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月29日、中7週で迎えた10戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のモールに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月14日、中1週で迎えた11戦目は、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のスペースクラフトをハナ差振り切って断トツの支持に応えた。

4歳（2024年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。