キャニオンブラック（1999年生、母レディパートナー）

キャニオンブラック（1999年4月30日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時13歳）と交配したレディパートナーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、地方23戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の一般C1五。

経歴

デビュー前

香取和孝厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2002年）

2月13日、デビュー戦は郷間隆騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビックウイナーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月20日、連闘で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間隆騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4歳（2003年）

1月16日、約11か月の休養明けで迎えた3戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ビービージャガーに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月20日、中4週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1490m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4月23日、中8週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（大井ダート1390m 雨/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、平均的なペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（大井ダート1490m 内回り雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスポットに4馬身の差をつけて制した。

5月31日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十11（大井ダート1390m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアタゴパラパラに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

6月24日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2五（大井ダート1390m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六七（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2七八九（大井ダート1490m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2七八（大井ダート1390m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤングセレブに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月5日、中2週で迎えた12戦目は、千代田区特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた13戦目は、日本橋特別（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月7日、中0週で迎えた14戦目は、新宿区特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月20日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1十1112（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1八九（大井ダート1390m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のスターストライプを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

11月26日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1五（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカネショウシラネに9馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

12月30日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のターコイズ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

5歳（2004年）

8月3日、約7か月の休養明けで迎えた19戦目は、一般C1六（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸崎圭太騎手（10戦3勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1八九（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、タカノドレスアップに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた22戦目は、澤佳宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、トウゲンキョウにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月16日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（11戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。