エコロマリン（2018年生、母リリカルホイッスル）

エコロマリン（2018年5月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+海」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時5歳）と交配したリリカルホイッスルが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上C2三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、追分ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、原村正紀によって1,836万円で落札された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月7日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3歳（2021年）

2月6日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

5月16日、中9週で迎えた4戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ハシルショウグンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月8日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のオーロラフェアリーに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のレッドチアフルに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2022年）

6月11日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた8戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

8月21日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の鳳仙花賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のミッツノチカイに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

9月4日、中1週で迎えた11戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、新潟県畜産協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた12戦目は、てがみ杯～生誕記念レースbyV超～（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた13戦目は、大地記念盃（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた14戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1八（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた16戦目は、宏樹くん22歳のお誕生日おめでとう記念（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月29日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1七（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（4戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月22日、連闘で迎えた19戦目は、一般C1五（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は沖静男騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5歳（2023年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg減らして迎えた20戦目は、一般B2三（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2八（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（7戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4月2日、連闘で迎えた22戦目は、ゆうり新社会人おめでとう記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（8戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（9戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1五（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は沖静男騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1八（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた26戦目は、楽天競馬ならポイントで馬券が買える賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（10戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた27戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、おにぎりの里中能登町へ行こう賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた28戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた29戦目は、祝!竹田秋治・篤子金婚式記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた30戦目は、奥能登地震被災地復興支援杯19（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（5戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2六（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は服部大地騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2六（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（3戦0勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた34戦目は、地方競馬教養センター騎手候補生募集開始賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部大地騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定戦のサンビタリア賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で服部大地騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

10月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、一般C1八（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で服部大地騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

2022年1月3日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。