アドマイヤサイモン（2008年生、母ノーザンプリンセス）

アドマイヤサイモン（2008年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋海外の名馬名（Ｓｔ．Ｓｉｍｏｎ）より」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時7歳）と交配したノーザンプリンセスが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回、中央障害13戦1勝2着1回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって4,830万円で落札された。

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月7日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

12月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したカピオラニパレスにクビ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2011年）

1月22日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4月2日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルターズグロウヴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月27日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

12月18日、中2週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のベンジャミンに1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

4歳（2012年）

1月14日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の逢坂山特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

5月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

12月8日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた14戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

5歳（2013年）

1月12日、中2週で迎えた15戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた16戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

3月16日、中6週で迎えた17戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムオウショウに半馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

6月16日、中2週で迎えた21戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。12着に敗れた。

9月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は西谷誠騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた23戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（2015年）

1月10日、約16か月の休養明けで迎えた24戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は西谷誠騎手（5戦1勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた25戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/重）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月21日、中7週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。鞍上は西谷誠騎手（6戦1勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったオジュウチョウサンから1馬身1/4差の2着となった。

4月11日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は黒岩悠騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた29戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は西谷誠騎手（8戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月31日、約5か月の休養明けで迎えた30戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の英彦山賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた31戦目は、水仙特別（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた32戦目は、山口以和騎手を鞍上に迎えて、初冬特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた33戦目は、クリスマスキャロル賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山口以和騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

8歳（2016年）

1月4日、中1週で迎えた34戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、新春特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた35戦目は、地方重賞のサイネリア賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた36戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の如月賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた37戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月19日、中2週で迎えた38戦目は、地方重賞のすみれ賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた39戦目は、地方重賞の錦江湾賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた40戦目は、地方重賞の由布岳賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。