エイダイスズラン（1997年生、母サリユウジヨウ）

エイダイスズラン（1997年4月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のホリスキー（当時18歳）と交配したサリユウジヨウが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）東振牧場。戦績は、中央平地36戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の喜多方特別(500万下)。

経歴

デビュー前

13歳のとき、東振牧場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。15歳のとき、東振牧場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

5月6日、デビュー戦は嶋田高宏騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

5月13日、連闘で迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

5月28日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で二本柳壮騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤクモスキャンを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って未勝利戦を制した。

7月30日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で二本柳壮騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で二本柳壮騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で二本柳壮騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

9月17日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で二本柳壮騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月24日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で二本柳壮騎手（9戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、最後はアイティーシャインと並んで4着同着となった。

10月7日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で二本柳壮騎手（10戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のユーワレジェンドに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月22日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で二本柳壮騎手（11戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で二本柳壮騎手（12戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で二本柳壮騎手（13戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた16戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

4歳（2001年）

1月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上900万下の若水賞（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（14戦2勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

1月27日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（15戦2勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（16戦2勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

12月15日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（17戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

12月23日、連闘で迎えた21戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

5歳（2002年）

1月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月3日、中1週で迎えた23戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

2月9日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入った。

3月10日、中3週で迎えた25戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

9月14日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（18戦2勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた27戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた28戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（19戦2勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

11月23日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（20戦2勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた31戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月21日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

6歳（2003年）

1月19日、中3週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（21戦2勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したアイノビジンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

2月1日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた35戦目は、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（22戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

3月16日、中4週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシシャモムスメに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。