カルストンマジック（1988年生、母ギハツヒメ）

カルストンマジック（1988年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は芦毛。種牡馬のジヨンデコーム（当時13歳）と交配したギハツヒメが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は畑内与一。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年のアラ系3歳400万下。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

6月16日、デビュー戦は田所清広騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京芝1000m 雨/不良）に出走。馬体重は404kg。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着を確保した。

6月30日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所清広騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田所清広騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい5着に敗れた。

7月21日、連闘で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田所清広騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

8月4日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田所清広騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月12日、連闘で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で田所清広騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、デーエスセンジュウにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田所清広騎手（6戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスーパースペシャルに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月27日、中8週で迎えた8戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

11月4日、連闘で迎えた9戦目は、アラ系3歳400万下（福島芝1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のラークキッズに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月2日、中3週で迎えた10戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた11戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

3歳（1991年）

1月12日、中3週で迎えた12戦目は、銀杯（京都ダート1800m 曇/良）に牝馬ながら50kgの斤量を背負って出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦1勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。