テイエムブユウデン（2007年生、母リキサンフラッシュ）

テイエムブユウデン（2007年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋武勇伝」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時22歳）と交配したリキサンフラッシュが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、中央障害25戦2勝。2014年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

12月5日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた2戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

3歳（2010年）

1月30日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

5月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

7月17日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（6戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月25日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

11月20日、中7週で迎えた12戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた13戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

4歳（2011年）

2月20日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

3月20日、中3週で迎えた15戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月8日、中6週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は佐久間寛志騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンガッツに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月10日、中5週で迎えた18戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は南井大志騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。14着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた19戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で南井大志騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた20戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

5歳（2012年）

2月26日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月10日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

4月14日、中4週で迎えた23戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り雨/不良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた24戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月8日、約7か月の休み明けで迎えた25戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2013年）

1月12日、中4週で迎えた26戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月24日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月6日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で林満明騎手（7戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

11月2日、中3週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は9戦連続で林満明騎手（8戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のオウケンウッドに3/4馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

12月21日、中6週で迎えた30戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で林満明騎手（9戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7歳（2014年）

1月11日、中2週で迎えた31戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で林満明騎手（10戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

3月15日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた33戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は林満明騎手（11戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（12戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月25日、約6か月の休み明けで迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（13戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた36戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（14戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。