ユキノジョージ（1997年生、母ニアネスオブユー）

ユキノジョージ（1997年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時22歳）と交配したニアネスオブユーが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石橋本牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着4回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石橋本牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって630万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

8月14日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

8月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、6着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた4戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったテンザンアカデミーを半馬身捉え切れず2着となった。

10月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、オニキスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3歳（2000年）

2月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

3月12日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

3月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金折知則騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で金折知則騎手（5戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で金折知則騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったラブフォーエバーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

6月19日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月1日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフィールドルーラーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を5馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフジキコウに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月9日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下の能勢特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

10月7日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた18戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4歳（2001年）

1月13日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（8戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップミューズ賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（9戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

4月21日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上500万下の天童特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

10月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり18着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（10戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

12月1日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。