タイクローサ（2001年生、母タイトゥルー）

タイクローサ（2001年4月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋カンボジア語で鶴（台風の名）」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時16歳）と交配したタイトゥルーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）メイタイ牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の登別特別(500万下)。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

7月12日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、メイショウサマンサに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3歳（2004年）

9月11日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着に入った。

9月25日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったサンクスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

10月3日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のシゲルガムシャラに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月23日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

4歳（2005年）

7月3日、約8か月半の休み明けで迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイネルグロッソを半馬身振り切って休養明けの一戦を制した。

7月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のロードスフィーダに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

8月6日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

11月6日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦2勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい16着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

5歳（2006年）

6月24日、約7か月の休養明けで迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6歳（2007年）

2月3日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は上村洋行騎手（5戦1勝）。17頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。